みなさんは「夏子の酒」という物語をご存じでしょうか。この劇画作品は後に連続テレビドラマにもなり、日本酒造りの苦労と日本酒の素晴らしさを、一躍日本中に知らしめました。
この物語にはモデルとなった酒蔵があり、雪国越後・新潟の「久須美酒造」が酒米造りにかける情熱の物語から始まります。良いお酒を造るには原料のお米が良いものでなくてはなりません。明治二十六年に発見された「亀の尾」という酒米は大変優れたお米でしたが、風害や病虫害に倒れ間もなく姿を消してしまいます。しかし、昭和五十六年、久須美酒造の蔵人を中心に、苦労して手に入れたわずか千五百粒の種籾を忍耐強く挑戦を続けながら大事に大事に育て、蘇らせることに成功しました。半世紀を経て蘇った「亀の尾」を磨きに磨きをかけ大吟醸「清泉・亀の翁」を完成しました。
久須美酒造が醸しだす純米酒独特の軽快でスッキリとした旨味が口の中で広がり、吟醸仕込みを感じさせるフル?ティな香りと、しぼりたての持ち味であるフレッシュ感も加わって、口当たりがあっさりとした飲みやすいお酒に仕上がっています。
そのほか、純米酒「夏子物語」「清泉」、大吟醸「菊の城」など、夏のプランにぴったりの日本酒をキリッと冷やしてご用意しております。今宵は、酒造りにかけた蔵人の情熱を想いながら、一献かたむけるのも風流かも…。 |