///九州の山を登ろう///
<平治岳(ひいじだけ)編>
1.登った日:平成18年5月28日(日)
2.《コメント》
  ミヤマキリシマの名所、九重連山の平治岳(1642m)に登ってきました。家内と二人で吉部登山口を9時にスタート、ミヤマにはまだ1週間は早そうだが、少しは見れるかと期待しながら杉林の中を進むと、紅葉樹林帯となり、サワグルミ・イタヤカエデ・オヒョウ・ミズナラ・イヌシデ・ブナの眩しいばかりの若葉が覆いつくし、ウグイスやオオルリの澄んだ鳴き声、そして鳴子川がすぐ下を流れ、せせらぎの川音と真に言うことなしの風情ある登山道です。

 樹林帯の道が終わると、東に目指す平治岳、西に巨大な三股山が見え、坊ガツルに到着しました。九州きっての高層湿原は、昨年「くじゅう坊ガツル・タデ湿原」としてラムサール条約にも登録され、貴重な湿原植物が群生しています。

 坊ガツルキャンプ場にはトイレもあり、しばらく休憩、目前に迫る北大船山や平治岳はガスで中腹までしか見えません。登山口近くに「1人1石運動」の看板があり、この先のぬかるみまで石を運びましょうという呼びかけ、これもマナーと手頃な石を持ち11時、平治を目指します。呼びかけ通り進むにつれひどいぬかるみが連続、足をとられないよう注意しながらドンドン登りつめると、大戸越えに11時着、多くの人がお弁当タイム、先程から強まった風と、ここから直角とも見える急登に頂上を断念されたのだろうか。
 強風の中、ミヤマキリシマの中を進む、まだ3分咲きと寂しいが、それでもほのぼのと美しい、ミヤマの中に虫を発見、1cm〜3cmの芋虫でミヤマの蕾を食べ、そこらじゅうにウヨウヨおり、これは何とかしないと枯れ果てるのではないだろうかと思いました。
 平治岳のミヤマキリシマのバックには、坊ガツルが雲の切れ間から見え、素晴らしいの一言、家内も大感動で上を目指します。台風なみの強風の中、12時30分、平治岳南峰着。
そこから背丈を越えるミヤマの林の平坦な細い道をしばらく行くと、ついに12時40分平治岳1642m頂上に到着しました。風の無い北側の林で昼食、登る前はTシャツ1枚でよかったのに、ここでは手がかじかんで箸を握れない程寒く、温度計を見るとなんと10度でした。

 小雨も降り始め早々に下山、道は滑り、家内にとっては危険な箇所の連続、大戸越えに着き、そこからぬかるみの登山道を滑らないようにゆっくり下り、怪我もなく無事キャンプ場に着きました。せっかくだから法華院山荘を見てみようと足をのばし山荘内をチェックしここならではルールを知りました。ここを14時50分出発、大船林道を通り16時30分、吉部登山口に到着し平治岳登山を終了しました。

 ミヤマキリシマはまだまだでしたが、憧れの坊ガツルや法華院山荘も見れたし、平治岳もなんとか登れ有意義な登山でした。

平治岳
⇒平治岳のミヤマキリシマ

平治岳ルートマップ


吉部登山口
吉部登山口
紅葉樹の林   自然林の中を進む。

坊ガツル
⇒ やっと坊ガツルに着いた。

平治岳が見えてきた、残念ながら雲のベールに包まれている。
平治岳
北大船山も上部は雲に包まれている。
北大船山

平治岳登山口   平治岳登山口、1人1石運動の呼びかけ。
ぬかるみ   ぬかるみの登山道、一石運動の意味がわかりました。
 ミヤマキリシマのつぼみを食べる害虫   害虫
大戸越えから
⇒大戸越えから見上げると平治岳が見えた。

 

 中腹から大戸越えを見下ろす。 平治岳から大戸越え

平治岳から坊ガツル
⇒坊ガツル方面の眺め

平治岳のミヤマキリシマ
⇒ミヤマキリシマは3分咲き程度

平治岳南峰頂上   平治岳南峰

平治岳頂上
⇒平治岳頂上、寒い、強風、気温10度!

キャンプ場から法華院山荘。   遠く法華院山荘

坊ガツル湿原   坊ガツル湿原には可憐な花が咲き誇る。

 

法華院温泉山荘   法華院温泉山荘受付
法華院温泉山荘
 
法華院温泉山荘受付

法華院温泉の紹介

標高1303mの九州では最も高い所に湧き出る温泉として知られ、 泉質は単純硫黄水素泉、動脈硬化症や高血圧症などに効くといわれています。

ここは約500年前に、天台宗の修検場として九重山法華院白水寺が建立され、修検僧の出入りで賑わいを見たましたが、明治になると廃寺となり、本坊だけが残りました。

現在は、雄大な九重の山々が望める山の温泉宿として、登山者を癒す秘湯として人気を集めています。 写真は、昭和12年、門司鉄道局発行の九重と祖母のパンフレットです。

祖母と九重   法華院温泉昭和12年
門司鉄道局昭和12年発行の
祖母と九重のパンフの表紙
 
レトロな法華院温泉