///九州の山を登ろう///
<久住山(くじゅうさん)編>
1.登った日:平成18年6月11日(日)
2.九州の山を登ろう 久住山(くじゅうざん)編

《コメント》

 日本百名山のひとつ、大分県の久住山(1786m)に登って来ました。
久住山の登山口として、一般的にはやまなみハイウェイ沿いの牧の戸登山口や長者原登山口、瀬ノ本登山口が有名ですが、今回はミヤマキリシマなどが美しいトップシーズンでもあり、行列に巻き込まれるのは嫌なので、久住の南側に位置する南麓登山口の赤川登山口を選び、扇ヶ鼻と久住山に登り赤川登山道を直降するルートにしました。

 8時10分に家内とホテルを出発、菊池渓谷・大観望・やまなみハイウェイ・瀬ノ本の信号を右折し442号を進み赤川登山口に9時20分到着、すでに駐車場はいっぱいで路肩に駐車しました。

 登山口からすぐに扇ヶ鼻の分岐があり左に進み、ミズナラの林、アセビの群生地を過ぎ平坦な草原「添ヶつる」に着きます。ここは眺めが良く、南に久住高原が眼下に広がり、前方に目指す扇ヶ鼻、中央には肥前ヶ城・久住山が連なります。
 ここまで約40分、ピクニックにはもってこいの場所で、上空にはあざみ台からの観光ヘリコプターが飛んでいました。スロープ状の草原を進むにつれ山頂が近づき、ミヤマキリシマやサラサドウダンの群生地 となり思わず写真を撮りまくりました。振り返ると久住高原の雄大な景色が広がり、今まで経験した登山道の中で一番気分が良いところです。
 岩とミヤマの中をぬって急登すると草原となり、山頂が見えると同時に多くの人、城門のような岩を通ると11時50分に扇ヶ鼻山頂(1698m)に到着、100人を越える人たちで賑わっていました。
ガスにつつまれて360度大パノラマは望めませんでしたが、山頂の北側でお昼にしました。今回もホテルの朝食バイキングを用意してもらい、玄米おにぎりやカボチャの煮物など純和風の懐かしい料理を楽しみました。

 山頂から東に向かい、坂を下り扇ヶ鼻分岐、ここはさすがにメインルートだけに牧ノ戸へは、さながら蟻の行列のよう。たまにガスが晴れると目指す久住山や星生山、硫黄山、西千里ヶ浜の荒々しいな景色が疲れを忘れさせます。
 避難小屋を過ぎ、久住分かれからガレ場の登りとなり、ひたすらジグザグに進み、13時50分ついに久住山頂(1786m)に到着しました。時間も遅く人影もまばら、強風のガスのなか写真を取り合いしばらく談笑して14時40分下山を開始しました。
 ガスで赤川登山道が分からず捜していると、黄色のペンキで示す登山道を発見、ここを下ります。岩の間を慎重に急降下、しばらく下るとガスも無く久住高原が一望でき、振り帰ると登ったばかりの久住山が天を貫き頂上付近は雲の中、ウグイスの澄んだ鳴き声と満開のミヤマキリシマは、すでに下界は梅雨も間近かなのに春真っ盛りを感じます。
 コナラ林を抜けると林道に着き、幾度か横断しながら案内板の通りに進み赤川谷へ到着、名前の通り川が赤く、なんと丸太橋近くの川縁から温泉(冷泉)が湧出していました。
温泉の成分で白く固まった岩からは、強烈な硫黄臭の冷泉がブクブクと音をたて、見渡すといたる所から湧出したあとが見えます。

 16時50分すでに誰もいない駐車場に到着し、扇ヶ花・久住山の登山を終わりました。
7時間を超える今回の登山は、往路はたいした難所もありませんでしたが、久住山からの復路は中腹まで急降下の連続で慎重を要しました。
 帰りの車の中から見える久住山は何とも立派で、あんなところまで登ったとは信じがたい気持ちになりました。やはり一歩一歩の連続がすべてを成し遂げることを痛感した一日でした。

広大な景色

登山マップ


赤川登山口駐車場、トイレや靴を洗うところまである。
赤川登山口駐車場
赤川登山口   赤川登山口、まっすぐ行くと赤川荘、ここの温泉は硫黄臭が強く人気
アセビのトンネルをくぐり進みます。   アセビのトンネル
雑木林の登山道   灌木の林の中を進む、新緑が美しくワクワクするような気持ちなる登山道

肥前ヶ城と久住山
⇒ 添ヶツルから見た左が肥前ヶ城、右が久住山

振り返ると
⇒登山道を振り変えると久住高原が一望
サラサドウダンがちょうど見頃、可憐でキュートな花。
サラサドウダン2
ミヤマキリシマとサラサドウダンの花のトンネル、もうすぐ頂上だ。
ミヤマキリシマの中を進む

扇ヶ鼻頂上は団体さんで   扇ヶ鼻頂上は、今までの静かな雰囲気とうって変わり、多くの人たちでにぎわっていた。
扇ヶ鼻頂上   扇ヶ鼻頂上1698m到着、この写真を撮るのも順番待ちの状態、あいにくのガスで視界はきかない。

 

お弁当
⇒毎回恒例の当ホテル朝食バイキングを詰めたお弁当、愛情いっぱいのお袋の味が満載、
竹の皮に包んだものがおにぎり、中でも玄米おにぎりは噛めば噛むほど深い味わいで今日一番の美味しさ
マイズルソウ  扇ヶ鼻頂上に咲いていたマイズルソウの群生
 扇ヶ鼻・牧ノ戸登山口方面から久住山に向かうメインルートのため人が多い   久住山目指して縦走
ミヤマキリシマが満開
⇒ミヤマキリシマが咲き誇る南側斜面

 

避難小屋  避難小屋、ここにはトイレもある

 

北千里浜方面
⇒久住分かれ、北千里浜方面、正面に霞むのは三股山
久住頂上目指して  最後の登り坂、うっすらと頂上が見えてきた

久住山頂上
⇒久住山頂上、ガスで視界はなかった

大きな岩がゴロゴロした頂上   久住山頂上2
赤川登山口目指して   頂上からの赤川登山道は急降下の連続
肥前ヶ城の南側、この絶壁は誰も近寄れない   肥前ヶ城が目前に
コナラの林   中腹まで来るとコナラの林になり、最近定番のミヤマキリシマとウグイスのホーホケキョ
赤川谷、名前の通り「赤い」!   赤川の橋

冷泉発見
⇒橋のすぐ横に冷泉が湧出、付近は硫黄臭で温泉気分!

冷泉がブクブクを音を当てて湧き出ている、空いたペットボトルに詰めて自宅で温泉を楽しんだ。   冷泉が噴出す
林道に出た   林道に出た、ここから案内看板に従い林道を横断すると赤川登山口に到着する。