ここへは、JR宮地駅の少し先から右折し、細い道をしばらく行くと杉林の中に日ノ尾峠登山口があります。8時に登山開始、植林から潅木地帯、開けてカヤになると目指す高岳東峰が目前に見えます。尾根をひたすら進む一本道、急な登りになると、左に鍋の平、右は高岳北の岩峰群、後ろは根子岳というすばらしい眺めになります。 早咲きのミヤマキリシマ群落をひたすら突き進むと、10時に高岳東峰の山頂1506mに到着しました。360度の大パノラマは2時間の登山の疲れも忘れます、南北に広い頂上は火山岩のでこぼこ、特に南側は断崖絶壁になり超危険地帯です。なぜかしら、カメムシやてんとう虫が大発生しており、衣服にまとわりつき、逃げるようにして左下の大鍋への道を進みました。 天狗の舞台といわれる不思議な平らな大岩を右に見ながら、ミヤマキリシマの群落の中を進み月見小屋を超えて西に進みます。この付近は溶岩がゴロゴロしており、さながら映画で見る惑星のよう。稜線を進み10時50分、1506m中岳到着、今までの山登りの中で、三股山では鳥になった気分で、湧蓋山では王様になり、阿蘇では、子供のように嬉しい気分になりました。さすが世界の阿蘇だとあらためて感動し、ここまで来たら墳煙上げる火口を間近に見たくなり、火口東壁展望台まで行きました。 ここから引き返すのが一苦労でどうにか中岳を抜けて、12時20分、やっと「肥後の国・1592m」に到着、天気も良くすばらしい景色のなかでお昼にし、眼下に広がる熊本を満喫しました。 13時に高岳東峰にもどり、ここから来た道を下り、14時に日ノ尾峠登山口に着きました。アスファルトの道に立つと、6時間の阿蘇の旅は夢の世界のように感じました。見上げると高岳の雄姿があり、あれに登っただという達成感に浸りながら阿蘇山をあとにしました。
⇒高岳の雄姿1592mは肥後の国(ひごのくに)の象徴